出典:Photo by Scouse Smurf on Foter.com
水辺を歩いたり、噴水や滝の近くに行ったときに気持ちが落ち着いた経験はないでしょうか?
水には癒し効果があります。
このコラムでは、音・視覚(流れている様子)・マイナスイオン・飲む、の4つの点から水の癒しについて考えてみたいと思います。
1.水の音
水の流れる音には、「1/f ゆらぎ」とよばれる心をリラックスさせる効果をもつ波形が含まれることがわかっています。
人間の生体リズムは基本的には 1/f ゆらぎをしていると言われ、このゆらぎは快適性と深い関係があることがわかっています。
人体が自然からこのゆらぎを感知すると、生体リズムと共鳴して、自律神経が整えられて精神が安定し活力が湧くとされています。
また、この音を聴くと、脳のなかでα波がでて心が落ち着くという研究報告もあります。
このように、水の流れる音を聴くと、癒されます。
2.視覚(流れている様子)
水の流れを眺めると、心が癒されます。
絶えず水のすがたを変え続ける流れは、見ているだけで楽しいです。
川のせせらぎや、寄せては返す波を見ると、純粋な持続としての時間を感じることができるのです。
また、陽の光が反射してきらめくことなども、目を楽しませてくれます。
3.マイナスイオン
噴水や滝など、水と水がぶつかるところでは、マイナスイオンが発生します。
わたしたちはプラスのイオンの多いときにストレスを感じ、マイナスイオンを浴びると打消しが起こり、心地よい状態がつくられます。
忙しい生活で交感神経が高まっているときにマイナスイオンを浴びることで、副交感神経を高めることができ、バランスが整えられるのです。
4.飲む
水には、マグネシウムイオンやカルシウムイオンが含まれます。
これらのイオンには鎮静効果があることがわかっています。
また、水を飲むことで血行がよくなり、酸素や栄養を運ぶスピードが上がり細胞の活性化、すなわち代謝がアップします。
便秘を解消する効果もあり、若々しさを保つこともできます。
これらすべてが、癒しにつながります。
まとめ
以上見たように、水には癒しの力があります。
噴水の近くに行ったり、川沿いを散策するのはいかがでしょうか。
川べりをぶらぶらと歩く。
そうすれば自然と気持ちが落ち着いてきて、癒しが得られるかもしれません。
文章:curando