「どこそこのお伊勢さん」という神社は、全国にいくつかあるのですが、本家(?)の伊勢の神宮へ行った方が近いという(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
これを書いている今から数えて、この間の日曜日は、純粋な休みだったわけですが、家で何もしていないと、かえって不安になるあたり、いろんな意味で大丈夫か? と思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「再度奈良県へ! ひぎい!」とかいった話です。
ツアーの利点
さて。去年の11月下旬に、ツアーを使って、奈良県は十津川村にある、「玉置神社」へ参拝してきた話は、以前書かせて頂きました。
「玉置神社へ行って来たぜ!!」
https://happymagazine.net/20231218-46121.html
こういう、単独で行くのが難しいところへ連れて行ってくれるのが、ツアーの利点だと思います。
世の中、この玉置神社に限らず、アクセスが不便な神社というのも、結構あります。
一度触れたかも知れませんが、去年の12月1日のことです。
またしても奈良県なのですが、辰年にちなんで、龍神様を祀るパワースポット巡り、というツアーがありました。
行先は、「橿原神宮」、「室生龍穴神社」、「吉祥龍穴」、そして、「龍鎮神社」。
全ての場所は、僕の、「いずれ行きたい神社のリスト」にありました。
ただ、橿原神宮はともかく、他の3ヶ所は、調べた限り、大変にアクセスが悪い。
僕は、車の免許を持っていないので、一人旅をすると仮定すれば、公共交通機関で行くしかないのですが、その場合、輪を掛けて便が悪い。
そんな場所へ連れて行ってくれるんですから、有り難い話です。
しかし、僕がそのツアーの商品ページを見たときは、既にソールドアウトでした。
ダメモトで、キャンセル待ちでの申し込みをしましたら、なんと、運良く潜り込めまして。
1月10日の水曜日、事前に有休を取って、意気YO! YO!と、出かけたわけです。
強行軍!
集合は、JR新大阪駅前に、朝の7時30分。
まさかギリギリに着くわけにもいきませんから、10分前をメドに、出発時間を逆算すると……
朝の6時15分に、家を出なくてはならない。
身支度をするためには、遅くとも午前5時起きが必須。
当日は、ほぼ強迫観念で、午前4時30分に起き、レツゴー。メタクソ眠かったです。
乗り継ぎが予想外にスムーズだったため、結構早い時間に、集合場所へは着きました。
で、大型バスに乗り込み、出発。
なお、今回のツアー、総勢24人でした。
が、男は、僕を含めてたった2人。パワースポット巡りは、女性に人気のようです。
とにかく、天王寺を経由して、奈良県へ入り、まずは橿原神宮へ。
橿原神宮は、初代天皇である、神武天皇を祀るお社であり、皇室とも縁の深いところです。
御神気と言うよりも、圧にも似た威厳を感じました。
どうでもいいのですが、境内には、摂社や末社が一切なかったです。
一応、隣にお稲荷さんが鎮座されていたのですが、工事中とのことで、お参りはできませんでした。
しっかり拝んだ後、御朱印と、「勝守」を頂きました。
秘境へ!
バスに乗り込み、次は、昼食会場へ。
場所は、室生寺の真ん前にある、なんか歴史のある旅館。
動物性タンパク質が一切ない、精進料理でした。まあ、お上品!
食後、時間があったので、室生寺にも寄ったのですが、それはちょっと割愛します(えー)。
再度バスへ乗り込み、旅館から、「室生龍穴神社」へ。
前の道が舗装はされているのですが、ほぼ山の中に、忽然と現れる神社。公共交通機関では、まず無理だと思いました。
ここから、現地(奈良県宇陀市)のガイドさんの案内がつきましたが、その説明がなかったなら、参拝自体はすぐに終わるほどに、慎ましいお社でした。
ちなみに、御祭神は、雨の神様である「高龗神(たかおかみのかみ)」。
雨、あるいは水と言えば、万物の源ですから、有り難みもかなりあります。
ただ、こちらのお社は、神職の方が常駐しておらず。
御朱印は、室生寺の寺務所で頂けるらしいのですが、巡った順番が逆だったので、今回は無理でした。
そして、そこでの時間が終わった後、徒歩で、室生龍穴神社奥の院である、「吉祥龍穴」へ向かいました。
やはり舗装はされているのですが、結構な登りの坂道を、エッチラオッチラと歩くこと、だいたい20~30分でしょうか?
到着。ガイドさん曰く、「ここから、階段を100段ほど降ります」とのこと。
うへえ、と思ったのですが、行くしかねえ。
大変に足場の悪い階段を、そろりそろりと降りていき……
ちょっと変なアングルなのですが、これが「吉祥龍穴」。
ただの洞窟……のはずなのですが、不思議と、「なんかいる」気がしました。
日本国内には、「三大龍穴」と呼ばれる場所があります。
京都の貴船神社、岡山県備前、そして、この吉祥龍穴。
目で見られる龍穴は、吉祥龍穴だけだそうです。
ひたすらに歩け!
「吉祥龍穴」での参拝を終えた後、最後の目的地である、「龍鎮神社」へ。
しかし、想像を遥かに超えて、アクセスが悪い!
まず、バスが、室生ダムの入口までしか行かない。
そこから、目指す「龍鎮神社」までは、再度徒歩。
しかも、遠い! さらに、道のりの後半、龍鎮神社の境内だというエリアに入ってからは、ものっそい足場が悪い!
登山用のトレッキングシューズを履いていても危うかった、というあたりで、道のりの険しさを推し量って頂ければ、
そして、歩くこと、体感で小一時間ほど。
また、階段を降りていく位置関係なのですが。
右手に見える小屋のようなものが、拝殿。
拝殿から見て左斜め上にある鳥居が、ご神体を祀るところ。
ガイドさん曰く、下の岩は全て一枚岩であり、それが水の流れによって削られ、今の形になったそう。
水の流れる様が、さながら龍。
「ああ、龍はいるんだ」という気分になりました。
下に降りて、別のアングルから撮影。
どうですか、この神秘的な風景。
日本国内、ほんの奈良県ですよ?
ちなみに、こちらのお社の御祭神も、高龗神(たかおかみのかみ)です。
しっかり拝んでおきました。
バチクソに疲れる
全ての行程を終え、バスに乗って、帰途へ。
みんな疲れているのか、帰りのバス車内は、静まりかえっていました。
途中、トイレ休憩、兼、お土産を買う時間がありまして。
昼飯が大変お上品だったため、腹が減っていた。ので、草餅を買いました。
……なんか、奈良県に行ったら、毎回草餅を食ってる気がします。
とにかく、新大阪駅まで戻り、解散。
余談ですが、解放されたら、やたらめったら酒が飲みたくなりました。
なので、新大阪駅構内にある、適当な居酒屋に入り、一人で「ウェーイ!」してから、帰宅。
「ところで、帰宅直後の自室で撮った、俺のスマートバンドの写真を見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく……歩きすぎです……」
二万歩も歩けば、そりゃあ、足が棒みたいになりますよ。
パワースポット巡り、と言うより、厳しいお勤めでした。ひぎい。
さあ、次は貴船神社へ行こうか!
んじゃまた。
文章:フジカワ