出典:Photo by James Banks Photography on Foter
空冷エンジンは見た目が違う
以前、ヤマハSR400について述べたことがあります。
SR400のような単気筒バイクは、エンジンがシンプルなために改造する場合の手間や費用が少なくて済む、ということを述べていた訳ですが、
それだけではなく、空冷エンジンであるため、最近多くなっている水冷エンジンと見た目が違うのです。
エンジンらしく見える
私の場合は高校生のときから十数台のバイクを乗り乗り継いできました。
ただ、ほとんどが空冷エンジンのバイクだったのです。
水冷エンジンのバイクは2スト2気筒と4スト4気筒の250ccバイクのみです。
50ccや125ccに250ccの一部、そして750ccなど全て空冷でした。
空冷エンジンには冷却フィンがあり、高校生のときから見なれた冷却フィンのある空冷エンジンが、私にはエンジンらしく見えるのです。
排出ガス規制に対応しづらい空冷エンジン
ヤマハSR400も「令和2年排ガス規制」に対応しきれず生産が終了しています。
空冷エンジンは排出ガス規制に対応するのは、難しいようです。
空冷エンジンは、エンジンの冷却に空気を使います。
そのために温度の調節が出来ません。
夏に長時間走行していると、エンジンの温度が上がりすぎ、信号で停車するたびに、エンジンが停止したことを何度か経験しました。
しかし、水冷エンジンだと、サーモスタット(温度調節機器)があり、エンジン冷却水を一定の温度に保つため、エンジンの温度が上がりすぎることはありません。
エンジンの温度が低すぎたり高すぎたりすると、HC(炭化水素)やNOx(窒素酸化物)を大量に排出してしまうそうです。
なので、空冷エンジンは水冷エンジンよりも排出ガス規制に対応しづらいのです。
空冷エンジンは見た目が良い
排出ガス規制に対応しきれず、少なくなっている空冷エンジンですが、冷却フィンがあることで、エンジンらしく見えます。
水冷エンジンだと冷却フィンが無く、のっぺりした感じに見えるのです。
やはり、冷却フィンのある空冷エンジンが、私にはカッコ良く見えるのです。
見ているだけで癒されるのです。
冷却フィンのある空冷エンジン「カッコ良い!」と思いませんか...
文章:エムユー