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ふたつの意味を持つ『食べ歩き』
『食べ歩き』には「歩きながら食べること」と「地域の名物料理を食べること・人気がある、めずらしい食べ物を食べること」のふたつの意味がありますが、今回は後者の意味で『食べ歩き』についてお話していこうと思います!
“味わうこと”って大切なのですね!
元々筆者は食に興味がないと言いますか、食べられれば何でもいいというタイプで、食事に時間をかけるのが好きではありませんでした。
食事は1日に3回もあるので、時間が勿体ないと思っていました。
『グルメ』というものに一切興味がなく、腐っていなければ特に味も気にせす、「電子レンジで温めた方が美味しくなるよ」と言われても、その手間すら面倒で自宅の電子レンジはオブジェ状態でした。
味に興味がなくても、満腹になれば幸せでした。
コロナの前後で街が大きく変わり、昔からあった飲食店が閉店していたりして寂しさを感じました。
「いつか行こう」と思っていたお店も閉店していました。
そこで、「いつか行こう」を「すぐ行こう」に変えました。
閉店したお店をたくさん見たせいか、「このお店の味を覚えておこう」と思うようになりました。
すると、食べることに関する意識が変わってきて“味わって食べること”を覚えました。
以前行ったことのあるお店でも「このお店こんなに美味しかったっけ?」と思うほどでした。
食べることは、ほとんどの人にとって幸せです。
そして、“味わうこと”は“ただ食べること”プラスの幸せを感じられるのですね…知りませんでした。
「何を食べに行こう?」と考えることでワクワク
“食べること”が楽しくて幸せなことなんだと気付くと、不思議といろんなグルメ情報が耳に入ってきます。
たぶん今までも入っていたんでしょうけど、興味がないので聞き流していたんだと思います。
職場の人に聞いたり友人に聞いたりして「そこに食べに行ってみようかな?」と思うだけでワクワクします。
テレビや雑誌のグルメ特集に関心を持って「あれ食べたいなぁ、これも食べたいなぁ」と思うだけで気分が上がりますし「次の日曜日にあのお店に行ってみよう!週末まで仕事頑張るぞ!」と、近い日程の目標があればいつもより溌剌とハッピーに毎日が過ごせます。
今週頑張ったご褒美に目当てものを食べに行って幸せで、また次のご褒美は何にしようかな?
「これが食べたいけど、交通費とか考えたら来月まで頑張ってから行こう!」とあれこれ考えるだけでワクワクします。
遠いところの情報もすぐに耳に入ってくる今、県外や海外のものを食べ歩くのも良いかもしれませんね。
『食べ歩き』が目的の旅行って考えるだけでワクワクしますし、実行できるように頑張ろう!と前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになるとさらにハッピーですね。
まとめ
人気店に行くと“すごい行列”ということがあります。
筆者は最初「こんなに並んでまで食べたくない…」という気持ちだったのですが、最近では並びきったあと席に案内された時に “まだ食べてないけど、頑張って並んで良かった!”と達成感に包まれるようになりました。
そして、並んでまで食べたかったものを味わうと「美味しい!」と、ものすごい幸福感に包まれます。
『並ぶプラス食す』は、しんどいようで実は普通に美味しいものを食べる時の倍以上の幸福感を味わえると思っています。
コロナで世の中が変わって、自分も変わって…
人生って何があるかわかりませんね。
自分が『食に興味を持つ』なんて思いもしませんでした。
新しい自分を発見できたこと、これも幸せです。
文章:天蔵