出典:Photo by jimculp@live.com on Foter.com / CC BY-NC
続きを書いた理由
今回「旧車(FR)でハッピーに」の続きを書いた理由は、前回はFR(後輪駆動車)とFF(前輪駆動車)の違いを簡単に書き、詳しい説明は省きました。
なので、今回はFRとFFとの違いを追加説明し、FRの良さを伝えたいと思ったのです。
ビックリしたFFの癖
私が学生のときに、アルバイトで配達の仕事をしたときのことです。
配達にはFFの車(ホンダ・アコード)を使用していました。
当時はまだFFの車が出始めたころで、FFの癖が強かったのです。
(最近のFFは癖をかなり抑えるようには作られているようです)
初めて配達した日に、片側3車線の広い交差点を60キロのスピードで右折しました。
私の車(FR)と同じ感覚で「アクセルOFF→ハンドルを切る→アクセルON」の動作をしたところ、FRのように素直に曲がらなかったのです。(前輪が滑ったためだと思います)
慌ててアクセルをOFFにしたところ、前輪のグリップが戻ったためか、急激に曲がり出したのです。
あまりにも急激に曲がり出したので、慌ててハンドルを戻しました。
今でも覚えているくらいビックリしたのです。
これが「タックイン」か...と思い知らされました。
(「タックイン」とはハンドルを切っている方向に急激に切れ込む現象です)
私がFFを嫌う理由の1つが「タックイン」なのです。
「タックイン」を利用する人もいる
世の中にはFFが好きな人もいます。
FFが好きな人は旋回中にエンジンの出力を絞ると起こる「タックイン」を利用して、コーナーを曲がるのだと思います。
上手く決まれば楽しいのかもしれません。
しかし、私はコーナリング中にアクセルをOFF(出力を絞る)にする走り方を好きになりません。
アクセルをONにし、少し後輪を滑らせながら曲がる走りが好きなのです。
理にかなっているFRはコントロールしやすい
車を運転したことのない人も、自転車を運転したことはありますよね。
自転車は前輪で方向を変え、後輪を回して進みますよね。(オートバイも同じです)
理にかなっていると思いませんか?
だから、前輪と後輪が別々の働きをするFRは操縦しやすいのです。
コーナリング中にアクセルをONにできる(踏み込む量で加減がきく)FRの方が、コントロールしやすいのです。
コーナリング中にアクセルを加減し、少し後輪をスライドさせ、上手くコーナーを駆け抜けることができたときはハッピーな気分です。
貴方もFRの旧車又は新車(スポーツカー)でハッピーな気分を味わってみませんか!
どうですか?FRの良さは伝わったでしょうか...
文章:エムユー