春
春はいろいろあります。
桜はやっぱり目を和ませてくれますし、新緑が、春の薫りが、鼻をくすぐります。
田舎に住んでた頃は、田畑を耕す作業や、トラクターが横道を往来する音がなぜかワクワクさせてくれたものです。
肥やしの臭いはすごかったですけど。
町工場の鉄工機械が活発に動き出します。今年の景気をそれで判断するのです。
あの油の臭いは割と好きでした。
なんと言っても球春到来!
一冬越した後の、球音がなんと耳に心地いいことか。
夏
子供の頃は夏休みに心躍らせたものです。昼はクーラーの効いた部屋で、かき氷を食べながら高校野球観戦。
盆踊り・・・盆踊りしたことはないけれど、子供の頃に住んでいた地域では、なぜか凧揚げが流行していました。ゲイラカイトというやつです。
人がいっぱい集まっているだけで、楽しくなってきます。
幼少の頃は、うだるような暑さの外界から、デパートやスーパーに飛び込んで、ひんやりした床に寝そべって涼を取ったものです。
今やったら、変質者として連行されますね。
大人になった現在はなかなか楽しみを見つけにくい季節ですが、風呂上りに裸でクーラーの冷風に当たると気持ちいいのは、大人になった今も変わりません。
秋
鍋物、煮物、シチュー・・・。
食べ物の選択肢が一気に広がる季節です。
春の新緑に対して、紅葉が美しい季節と言われますが、わたしはそこは好きではありません。掃除が大変なので。
木枯らしに舞う枯れ葉を、鳩が追いかけて遊んでるを見るのは、「いとをかし」です。
かつては番組改変期の特別番組も楽しみでしたが、今はどうなんでしょう?
冬
こたつ!
そのままゴロンと横になって、いつでもうだうだウトウトできる最強幸せアイテムの登場です。
そこにネコがいれば、さらに最高なんでしょうけれど。ストーブがあれば、関東煮など鍋を乗せて、いつでもほくほく食べれます。
年末年始のテレビ番組が楽しみです。特に、新春オールスターかくし芸は傑作映像だらけで、DVD出版を強く希望するレベルでした。
虫がいないのもいいですよね。
季節の変わり目の部屋の模様替えや、物を買い替えるのも楽しみがあります。
四季折々を堪能できる日本に、生まれてよかった。
文章:超太郎