このコラムは縁日の射的の楽しみ方と景品にコルク弾を当てるコツを解説します。景品に弾が当たっても景品が取れるとは限りませんが、狙った所に弾が当たると嬉しいし楽しいので、欲をかかずに弾が命中して面白く感じる所から始めましょう。縁日の射的の銃はコルク栓式空気銃がほとんどなので、ここではコルク栓式空気銃の遊び方を紹介します。
発砲準備と安全に遊ぶための注意点
まず縁日で射的屋を探しましょう。1回の値段は弾5発で500円が妥当だと思います。
お金を払うと皿に入った弾を渡されるので、使う銃を選びましょう。どれを選んでも大した変わりはないです。盗難防止用のくさりが付いている射的屋もあります。
銃口にコルク弾をつめて、銃の右に付いている取手を銃口の反対側に音がするまで引くと発砲準備は完了です。オモチャでも銃口は人に向けてはいけませんし、引き金には指をかけない様にしましょう。コルク弾でも目に当たったらケガをしますし、銃本体も金属と木材で出来ているので振り回して人に当たると危険なので注意しましょう。
姿勢と狙い方
屋台の前面にカウンターがあるので、上半身を預けて銃を持った手を景品にむけて精一杯伸ばして構えます。カウンターに肘や腕を乗せるのも良いですし、背が高くて腕が長い方が有利です。親切な射的屋だと、子供や女性にハンディとして弾を2~3発おまけしてくれる所や景品が落ちやすいようにしてくれる所もあります。
銃を構えてから引き金に指をかけて、景品に狙いが定まったら引き金を引きます。1発目は命中した場所をよく見て銃のクセを観察します。弾が右にそれるのか左に流れるのか見極めて、2発目は修正を加えて打って、3発目からが本番です。
遊び方楽しみ方
大きな景品は当てやすいですが、台から落として手に入れるのはテクニック的にも金銭的にも現実的ではありません。命中して楽しいと喜ぶものです。
30円のココアシガレットの様な小さい景品に当てるのは3発目から十分に可能ですが、これも手に入れるのはなかなか難しいです。
当てて倒すことは簡単ですが、倒しても景品は手に入らなくて、台から落とさないと景品はもらえません。倒さないように、台から落ちるように景品の重心の真ん中に当て続けるのは、神経を使って疲れます。
遊びなので狙った景品に当たったことや、弾をこめたり取手を操作する事(ボルトアクション)や引き金を引くなどの非日常を楽しみましょう。射的で払った金額より金銭的利益を得ようと言うのは楽しみを損なう考え方です。
射的の銃は小銃の形をしたボルトアクション式と散弾銃の形をしたポンプアクション式がありますが、ボルトアクション式の方が縁日感が高くてお勧めです。
射的がなければ輪投げや吸盤式ダーツがジャンルとして近いのでおすすめです。どれもメンタルが重要な遊びです。
まとめ
非日常で集中力を使って思うようにいかない所も楽しむのが射的です。
文章:北山南河