出典:Photo by daveparker on Foter.com / CC BY
FRとは?
今回は旧車のお話しですが特にFRについてお話しします。
なぜFRかと言うと、旧車にはFRが多いのです。
FRとはフロントエンジン・リアドライブのことで、後輪駆動車とも呼ばれます。
対して、前輪駆動車のことをFF(フロントエンジン・フロントライブ)と言います。
旧車の良さは見た目以外に
最近テレビで、ブルーバード510型(日産自動車)を紹介しているのを見ました。
1967年~1973年に生産された車なので旧車です。
私が中学生の時に友達の家にあった車で、友達のお兄さんに何度か乗せてもらったのを覚えています。
最近はブルーバードのように、今の車に無いデザイン(丸いヘッドライトが4つなど)が気に入られて旧車好きが増えているのかもしれませんが、FRなので、今の車とハンドリングが違うところも大きいと私は思います。
FRは素直なハンドリング
FR(後輪駆動車)は後輪を回して進みます。
前輪は方向を変える働きをします。
それに対してFF(前輪駆動車)は前輪を回して進みます。
それと方向を変える働きも前輪が行います。
普通に考えてみて下さい、FRは前後の車輪で別々の働きをしますが、FFは前輪だけで2つの働きをします。
当然FFの方が無理がありますよね。
それでFFの方がFRより癖のあるハンドリングになるのです。
詳しい説明は省きますが、FFは曲がるときに癖が出ます。
ただし、前輪が車体を引っ張る走りになるのでFRより直進安定性は高いのです。
今の人はメーカーの都合でFFに乗らされている
旧車は「FRなので、今の車とハンドリングが違う」と述べましたが、それは、今メーカーで作られている車は一部のスポーツカーと高級車を除いて、全てがFFだからです。
理由はFF(前輪駆動車)であれば、車を走らせる部品をフロント部分に集中させることができるので、車内を広く出来るからです。
そしてコストを抑えるために、部品の共通化を進め、スポーツカーと高級車を除く乗用車をFFにしてしまったのです。
FFの車ばかりなのはメーカーの都合なのです。
おそらく40代以下の人はFFしか乗っていないでしょう。
だからFFが普通だと思っている人が多いと思います。
FRばかり乗っていた私には、FFの癖が好きになりません。
ただ、会社の車(FF)は何度も運転しましたが、普通に走るには問題ありません。
旧車でハッピーなドライブを
今でもスポーツカーを買えば素直なハンドリングを味わうことができます。
しかし、価格は高いです。
旧車もそんなに安くはないですが、車種にもよりますし、今の車には無い形であることを考慮すれば、今のスポーツカーを買う以外の選択肢になるのではないかと思います。
旧車で素直なハンドリングを味わってハッピーになりませんか?
文章:エムユー