なぜ今が幸せなのか?
なぜ今の時代に生まれたことが幸せ?...と思いますよね。
それは、今の日本が戦争をしていないからです。
明治維新以来、近代国家の道を進んでいた日本は、日清戦争、日露戦争、日中戦争そして太平洋戦争(第二次大戦)と、ずっと戦争をしていたのです。
そして、太平洋戦争後は75年間戦争をしていません。
太平洋戦争後に生まれた私たちは、戦争の無い時代に生まれたことだけでも幸せだと思います。
年に1度だけでも戦争のことを考えよう
8月は広島、長崎への原爆投下の日や終戦の日がある月で、テレビでも戦争や原爆投下を題材にした番組が良く放送されます。
日頃は、戦争のことを考えないと思いますが、8月だけでも戦争のことを考えてみて下さい。
第二次大戦(太平洋戦争)後、日本は戦争をしていません。
しかし、世界では第二次大戦後も中東やアフリカ、南米などで戦争や紛争が続いています。
世界中から戦争はなくなっていないのです。
(イギリスも1982年にアルゼンチンとのフォークランド紛争で両軍合わせて900人以上の戦死者を出しています)
年に1度だけでも戦争のことを考えてみて下さい。
戦争の無い時代の日本に生まれたことが幸せだと思えるはずです。
ぜひ読んでほしい本
ぜひ読んでほしい本があります。
「きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記」です。
第二次大戦で戦死した学生の手記ですが、私が読んだときの感想は、戦争の残酷さを感じさせるものでした。
当時の大学生達は、戦況が敗戦に向かっていることを十分わかっていたと思います。
特攻での攻撃を行っても戦況は変わらないと理解していたでしょう。
それでも、多くの戦没学生が親兄弟のためにと言う思いを書き残していました。
私は、とても空しい気持ちになりました。
戦争の残酷さを伝える本だと思います。
ぜひ読んでみて下さい。
歴史は繰り返す?
日本が太平洋戦争をするに至ったのは時代の流れです。
当時は欧米が植民地を増やしていた時代です。
(アメリカはフィリピンを、フランスはベトナムを、オランダはインドネシアをそれぞれ植民地にしていました)
そこへ日本も参加したのです。
当然、欧米と摩擦が起こります。
もし、日本が昭和16年12月8日に真珠湾攻撃をしなくても、数年以内には戦争になっていたと思います。
現在は、中国が力を付け海洋進出を始めています。
明治維新以降の日本が力を付け、大陸へ進出していたときと同じかもしれません。
歴史は繰り返されると言われます。
最悪、日本近海で武力衝突があるかもしれません。
再び戦争の時代が来ないことを願います...
文章:エムユー