気分転換や癒しは、ものによってはお金と手間がかかるものですが、今回は100円で出来るものとして、古書店で本を買う事をお勧めしたいと思います。
もちろん、本を買わずに古書店の中をぶらついたり、立ち読みでも良いのですが、買った方が手に入れた喜びもあっていいでしょう。
古書店や古本屋に行って、見る本棚は100円以下の本が置いてある本棚や店舗外に在る、ワゴンセールの所です。
ここで普段なら買わないようなジャンルの本を買います。なんなら目をつぶって、本棚を触り最初に手に触れた本を買うのも良いのですが、今回は具体的に気分転換や癒し効果が高そうなものを紹介します。
料理関係の本は万人向け
料理の本は食欲と云う本能を刺激するので、あまり考えずに楽しめる物です。家庭料理のレシピ本の写真を見ているだけで、気持ちが和みますし、簡単な料理だと作ってみようとチャレンジ精神がわくかもしれません。
昔のグルメ本は、今の流行ではない昔のご馳走を知ることが出来ますし、料理店の見た目や座敷の様子や器の豪華さを楽しむことが出来ます。文章で当時の世相や雰囲気も感じ取る事も出来ます。
お菓子の本は、写真がたくさん載っている物が良いでしょう。洋菓子はもちろんですが、和菓子は季節によって、その季節を象徴するデザインになるので、同じ素材のお菓子でも季節による形状の変化が楽しめたり、癒し効果があると思います。和菓子の本だと茶道関係の写真や説明が載っているので、それも興味を惹くでしょう。
外国料理の紹介本は外国料理の珍しさだけでなく、その料理が生まれた歴史や理由が勉強になりますし、使われている調味料やハーブやスパイスの説明が知識欲を満たしてくれます。
コーヒーの本ならコーヒーの歴史や文化や国ごとの飲み方が解ります。紅茶の本だとイギリスが緑茶から紅茶を飲むように変わった交易や外交史が解りやすく載っていて、学校の歴史の授業の内容を再確認できます。紅茶用の茶器等が美しく紹介されているのも良いです。
酒の紹介や品評本は、今では作られていない廃版の酒の紹介やボトルが見ることが出来て、お酒が好きな人におすすめです。
ジンが昔は安酒で非難の対象になっていたことや、ウィスキーの本場のイギリスでもストレートではなく水割りを飲む産地があったり、ビールを温めてゆっくり飲む文化が紹介されていたりします。
その他のおすすめ本
宝石や鉱石の紹介本は、その手の物に興味のない人でも単純に綺麗なので楽しみやすいでしょう。石の産地や一番初めに発見された場所や、物理的特性や文化ごとの石の扱われ方等、興味を惹くことが沢山載っています。
ブームが落ち着いた漫画もお勧めです。アニメ化された萌え四コマ漫画が良いでしょう!一巻が無くても、だいたいその手の漫画はどの巻から読んでも楽しめる作りになっています。
もし、どのジャンルの本も読んで、例え趣味に合わなくても、100円以下で時間つぶしが出来たとすれば安い物です。
文章:北山南河